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投資信託とは?⑥

前回、投資信託の値段である基準価格と、そこからの変動が損益に関係することを説明しました。今回は損益を判断する際に重要なポイントとなる「収益分配金」について確認します。

収益分配金は、株式投資における配当です。投資信託は、年に1回〜複数回、または毎月決算を行います。その決算が行われる際に、投資家に支払われる金額のことを指します。

分配額は、その時々の決算時の運用成果に鑑み、投資信託の運用会社が予め定めている収益分配方針に従い決定されます。過去の分配金は参考になりますが必ずその金額が分配されるという保証はないので注意してください。

収益分配金はファンドの資産から支払われるので、支払われたらその分基準額は下がります。これは分配落ち後の基準価額です。基準価額が下がると純資産も下がりますので運用効率は下がります。長期的な資産形成では収益分配金の支払われる頻度が少ない年一回決算などの商品を選択し、収益分配金が再投資に回しておくのも良いでしょう。

◆2種類の収益分配金
注意するべき点は、収益分配金は全て運用で得られた収益等から支払われるとは限らないことで、普通に収益分配金は、「普通分配金」と「特別分配金(元本払戻金)」の2種類になります。

収益が分配されたとき、分配落ち後の基準価額が個別元本より高ければ、運用成果の収益を享受していることになります。このように収益から支払われる分配金を普通分配金と言います。

一方で分配落ち後の基準価額が個別元本よりも低くなったときは、個別元本と基準価額の差の分、個別元本を返してもらうことになります。このように分配金のうち個別元本から払い出される部分を特別分配金と言います。

収益分配金は運用成果を判断するための計算にも必要になります。運用成果を判断する場合、まず投資信託の価値、つまり時価を確認します、時価は基準価額の変動によって決まり、その時の基準価額にお客様が保有している口数をかけることで求められます。ただし基準価額は購入してから支払われた収益分配金の分低くなっていますから、これまでお客様が受け取った収益分配金の金額を時価に足します。

その金額と購入金額を比べて、購入金額よりも大きければその分利益がでていることになり、少なければ損がでていることになります。時価と受け取った収益分配金の総額を足した額から購入金額を引いた金額をトータルリターンと言います。

トータルリターンをみると、収益分配金が支払われていても損出が出ている場合や、逆に基準価額が下がっていても利益が出ている場合もあります。運用の成果は分配金だけでなくトータルリターンを確認するようにしましょう。

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