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投資信託は、初めて投資を行う人にとって始めやすい商品です。今回はそんな投資信託の有効性を説明していきます。
まずは、株式や債権などで単体運用する場合を考えてみましょう。株式等の市場を注視しながら、個別銘柄について研究していく必要があります。国内外の政治や・経済動向などのニュースを自発的に情報収集することが不可欠です。
また、投資を行う際には複数の銘柄を組み合わせリスクヘッジする「分散投資」の考え方が重要です。個別銘柄を多く購入するには手元のキャッシュがある程度必要になりますし様々な銘柄を選択してバランスよく組み合わせるにはかなりの情報収集と経験が必要になります。
その中で投資信託という商品は、高いハードルを持つ投資に対して参入障壁を大きく下げてくれる商品であることを思うと投資信託へのイメージが湧いてくると思います。
・運用会社・信託銀行・販売会社の役割を知ること
投資信託の仕組み自体を知ることはとても重要です。投資信託には契約型と会社型がありますが、基本的には契約型が中心になりますので本日は契約型の説明をします。
投資信託とは、投資家である皆さんから集めたお金を1つにまとめて運用のプロが株式や債権などで運用し、その運用成果を投資額に応じて投資家に分配する仕組みの金融商品です。その運用を担当するのが投資信託運用会社です。
運用会社は、どのような商品を作成するか企画して市場の調査や運用方法の研究を行いながら資金を運用していきます。また決算を行い、その内容について説明する目論見書や運用状況レポートの作成も行います。
お客様→販売会社→運用会社→信託銀行→国内外の証券市場等
この流れで、申込金を信託金に変換して各市場で投資を行っています。
ここで生まれた収益を分配金や償還金としてお客様の元へ戻すのが投資信託です。
あくまで運用会社は、主務官庁の登録を受けている運等のプロで投資信託をする方はプロに運用を任せている金融商品だと思えば分かりやすいかと思います。
運用会社はまとまった資金が必要ですが、お客様サイドでは1万円程度の小額からの投資が可能な点もメリットの一つです。
運用会社は、お客様から預かった運用中の資産を自社では保有せずに信託銀行に信託しています。そのため法律上の立場では「委託者」とされ運用会社は信託会社にどの株式や債権等を売買するか指示するだけの役割となっており、実際の売買や投資信託の管理を行うのは信託銀行です。
信託銀行は立場上「受託者」と呼ばれお客様から預かった資金を資産の部とは分別管理をしているため仮に信託銀行が破綻してもファンドの資産が守られる仕組みになっています。
販売会社はその販売やお客様に対する説明の部分をになっています。
※信託銀行
銀行業務とは別に信託業務、併営業務を行っている銀行のことを指します。信託銀行は兼営法の許可を得ている銀行にのみ与えられる照合です。
※銀行業務
個人や法人からお金を預かる預金業務や企業などに融資する貸付業務、振込による送金など口座間のお金の移動を行う為替業務などがあります。
※信託業務
個人や企業から信託を引き受け、信託財産を予め定められた目的に従って受益者のために管理・運用する業務
※併営業務
遺言書の保管や遺言執行業務などの相続関連業務、企業の株主の名簿を管理する業務など証券代行業務、不動産の売買仲介業務などがあります。
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